コロナストレスを乗り切る【悩みや不安】をやわらげるために

公演がまた延期… 演奏できなくてつらい、いつになったら?

先の見えない不安、よくわからないウイルスの恐怖、

離れている家族、恋人に会えなくて悲しい、寂しい…

こんにちは。

ステージに上がる音楽家のためのパーソナルトレーナー、進藤浩子です。

音楽活動が困難な上、感染の危険を回避しながらの不便な生活で、誰しも不安や悩みがあって当然です。

「コロナを乗りこえる音楽家のためのセルフケア20」と前回「イライラ解消法」も書きましたが、

自分の感情に上手に向き合えるよう、今回は、悩み対策と不安の解消法についてです。

悩み事

人に話す

家族や子育て、仕事、日常の不便さ、収入のことetc、誰にも様々な悩みがあります。

話せる人に話しましょう。

話して聞いてもらったり、コミュニケーションして気持ちがわかりあえると安心します。

 

SNSやブログに書いたりしてもいいです。

悩みや気持ちを書き出すこと、吐き出すことで気持ちが開放され安心します。

つらい思いや悲しい思いをしている人に共感したり、あなたの気持ちにも同じ悩みを持っている誰かが共感します。

互いの心を共有する、人同士心が寄り添えると、心強くなります。

今を大切に

起きてもいない先のことを恐れない。

なるようにしかならないと腹を括りましょう。

お金の心配はしてもしょうがない。

(音楽家に対する政策の保証が不十分なら、それを我慢しろという意味ではありません)

 

感染の恐怖や、先の不安に怯えるよりも、今の健康に目を向けましょう。

「がんばらなくては」と気を張るより、楽観的に。

今日の一日を大切に。

 

感染予防だけはきちんとしましょう。

家にこもるのは、自分の身を守るため、家族や愛する人との生活を守るため、患者を減らすために私たちができることです。

 

不安感をやわらげる解消法

不安は、私たちが安全に生きるため、危険から身を守ろうとして起こる心理的な反応です。

生きるために必要なもので、不安から逃れようとすると、大きく押し返してきます。

不安を感じることをよくないこととせず、素直に不安があることを認めるほうが、落ち着きやすくなります。

 

「不安だな」「怖いと感じてるな」という時、簡単にできる解消法を紹介します。

バタフライハグ、左右交互刺激

米心理学会、WHOが認めたPTSD(心的外傷後ストレス障害)に対する心理療法で、スマトラ沖地震や9.11後などにも用いられました。

 

両手首を胸の前で交差させて、手で上胸部を左右交互にトントン叩きます。

左右の親指を組んで小さい範囲で叩いてもいいし、自分をハグするように大きくして上腕を叩いてもいいです。

 

安心感を得たいときは、優しくゆっくりトントン。

眠れないときに、布団の中でしてもいいです。

不安な気持ちが強いときは早く強くトントンします。

 

他の左右交互刺激や、手を温めるなど「あがり克服、本番で落ち着く方法」を参照。

おでこなどに触る、ESR

「ESR」という民間療法のテクニックです。

・怖い、不安などの感情に目を向けます

・おでこの出っ張った部分、目の真上あたりに左右の手の指先(人差し指、中指、薬指)を左右に当てます

・おでこに脈が感じられるのをゆっくりと待つ

・左右の脈を感じ感情が小さくなったらOK

1:00から〜

※これらは≫音楽家のためのメンタル講座「あがり」の中でも紹介しています。

これから先

コロナ生活に順応する

非常事態でステージ上での演奏や指導などの活動が止まっても、音楽家として生きること、家族としての役割や自分の人生は止まりません。

この状況に対応して生活を合わせていく必要があります。

慣れないオンライン作業など最初はわずらわしさもありますが、ゆっくり慣れていきましょう。

それでも辛いとき

でも、辛くなったら、

泣いていい。

自分の感情を大事にしてください。

 

音楽っていいなあ…とつくづく思いました。

こちらもオススメ≫音楽家のためのメンタル講座

《ミュージシャンボディトレーナー進藤浩子》

ステージに上がる音楽家のためのパーソナルトレーナー

思うように動かせない、痛みや悩みを抱えている音楽家の方が、

動きを回復して能力を発揮し続けるよう、支援しています。

19年医療に従事したのち音楽家専門のフィジカルセラピストに。

バイオリン、ピアノ、トランペット、アコギ歴。

趣味は、大人から始めたクラッシックバレエ、英会話

詳しくは プロフィール

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