あがり対策、笑ってリラックスできる訳ーポイントは目元

こんにちは。

ステージに上がる音楽家のためのパーソナルトレーナー新堂浩子です。

 

私はあがり対策に、口元だけでなく目元まで笑うことや、目を動かすこと、ヘン顔することを勧めてます。

「あがり克服、本番で落ち着くための簡単ワーク」笑う

バカにしている人もいますが、これにはきちんと神経学的な理由があります。

 

自然な笑顔は

まず、自然な笑顔は、眼輪筋の収縮があります。↓

口元しか笑っていないのは、不自然で、作り笑顔です。↓

感情が入っていません。

これはフランスの生理学者ディシェエンヌによって明らかにされたので、

目の周りが笑う自然な笑顔をディシェエンヌ型笑顔、

口元だけが笑っているのは、非ディシェエンヌ型笑顔と言います。

 

10ヶ月の赤ちゃんは、母親にはディシェエンヌ型笑顔、

見知らぬ人には、非ディシェエンヌ型笑顔を示すことが多いという報告もあります。

 

顔や目からリラックスするワケ

目や顔、舌、喉に通っている

・動眼神経・顔面神経・舌咽神経・迷走神経

つまり、顔、視線を動かし、発声、聴いて、人とコミュニケーションをします。

感情も表します。

これらは副交感神経の作用になります。

 

副交感神経の8割は、迷走神経という神経です。

迷走神経は、顔から呼吸器、心拍、消化器にまで走り、心理からくる呼吸、心拍、消化など生理的反応を起こします。

運動神経でも感覚神経でもあり、筋肉や臓器に作用して変化させ、その変化を脳へフィードバックします。

 

迷走神経について
「なぜステージフライトは繰り返すのか?凍りつきの神経学」

 

目や顔の筋肉を動かすと、動きが迷走神経に作用して、呼吸や心拍を落ち着かせます。

怒ってる人が目までしっかり笑えば、感情が落ち着いて血圧が下がるでしょう。

口元だけでなく目元まで笑うことで、気持ちがよくなって、体にもいいです。

 

見た人も幸せにする

本当に笑ってる顔を見ると、見た人も幸せに感じます。

これまたミラーニューロンという神経の仕業です。

本人だけでなく、見る人の感情まで動かすのです。

 

目元のしわは、好感が持てます。

いい人に見えますよね。

明石家さんまさん、ジョージ・クルーニー、野際陽子さん、マザー・テレサ、ターシャ・テューダetc

 

目元が笑うのは難しいから

意識的に目元まで笑うのは難しいです。作り笑顔は口元しか動かないので。

なので、目をパッチリ開いたり、ヘン顔したり、ゆっくり目を回す動きをおすすめしています。

 

メークするとき普段から笑うようにして、本番前も笑ってメークしましょう♪

MCに笑えるネタ、仕込むのもいいですね!

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『演奏不安・ジストニアよ、さようなら 音楽家のための神経学』

 

《ミュージシャンボディトレーナー新堂浩子》

ステージに上がる音楽家のためのフィジカルセラピスト

音楽家の不調を根本的に神経系から改善して、心技体トータルで向上していけるよう支援しています。

19年医療に従事したのち音楽家専門パーソナルトレーナーに。

バイオリン、ピアノ、トランペット、アコギ歴。

趣味は、大人から始めたクラッシックバレエ

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