ステージを成功させる暗譜のコツ

暗譜しているとは、意識しなくても手やパーツが動いて音楽を再現できることです。

暗譜していると余裕ができるので、棒弾きにならず緊張も減って、音楽に没頭できたりステージを楽しめます。

短い曲なら弾いているうちに覚えることができますが、長い曲だったり何曲もある場合、暗譜が必要になります。

譜面を覚えることは大変ですが、全部弾かなくても覚えることができます。

効率よく暗譜できる方法や、自分に合った暗譜するコツを紹介します。

暗譜するために

何のために暗譜するのか?

まず、何のために暗譜をするのか、暗譜が必要なのかをはっきりさせます。

例えば、試験勉強の場合は合格という目標があって、試験に受かるという前提で勉強をします。

 

試験や独奏など暗譜の必要性がはっきりしている場合はいいのですが、他の場合は暗譜をすると、どういいことが起こるのでしょうか。

演奏をよくするため、いいステージにするため、間違えないため、など暗譜をする目的をはっきりさせます。

自分が得たい結果、なりたい状態があるから、そのために暗譜をしなくてはならないということです。

 

覚えるには、時間と労力(脳の力)を必要とするので、めんどくさいです。

できなければ、結局「譜面を見て弾けばいいや」となってしまいます。 

暗譜しておくことの利点

暗譜しているとは、意識しなくても手やパーツが動いて音楽を再現できることです。

暗譜していると、余裕ができるので緊張、あがりが減ります。

音楽に没頭できたりその場を楽しめます。

 

脳が動きを覚えていることで、緊張をしても動き続けられます。

個人談ですが、ピアノを弾きながら次なんだっけ?と頭で思い出せなくても、手が動いて弾けたことはあります。

効率のいい暗譜のコツ

集中ー片付け、姿勢、時間

覚えるためには集中しますが、集中に関しては書ききれないので軽目にしておきます。

「今日中にこの曲を覚える」など、強い意思を持って取り組みむといいです。

気が乗らなくてもとりあえず始めることで、作業興奮と言って脳のエンジンがかかります。 

 

周りを片付けておく

視界に余計なものが入らない、着信音などが鳴らないなど、周りに気を散らすものが一切ないようにしておきます。

   

◆ 姿勢

本人が覚えやすければ、どんな姿勢でも動いてもいいので、姿勢を正さないといけないことはありません。

人によっては効果的で、一種の精神統一のように集中しやすくなります。

背筋をかたくするより、猫背でなく腰を据え頭を起こして、リラックスしているといいです。

 

 時間を区切る

頭を使を使うので、細かく区切りを入れます。

1時間を4分割して、15分やって席を立ったり、一息入れて次を再開します。

慣れてきたら30分単位にして、数分休憩をはさむといいです。 

視覚、聴覚、体感覚

五感覚のうちの視覚、聴覚、触覚、体性感覚(動き)で、自分がどの感覚が優位か?

わかっていると効率よく覚えられます。

 

暗記をする時、見て、書いて、声に出すなど、複数の感覚を組み合わると覚えやすいですよね。

実際には全部の感覚を組み合わせて奏でますが、全部弾かなくても効率よく暗譜することができます。

自分の優位な感覚を知って、空いた時間も活用できます。 

 

◆ 視覚優位の人

フォトリーディングという本のページを写真のように見る速読法や、英単語を画像検索して覚える方法が効く人です。

指揮者の岩城宏之さんは、譜面を写真のように映像として記憶したそうです。

書面や動きを見て、覚えやすい。

 

譜面に書き込み、色や記号、図で見た目をわかりやすくする。

電車内や待ち時間などの隙間の空き時間は、譜面や写真にとったものを見ます。 

 

◆ 聴覚優位の人

特定の音楽で落ち着いたり、集中しやすい。

音源を聞いたり、自分が声に出すと頭に入りやすい人。

 

歌います。ハミングでも音程でもリズムでも、声に出してそれを聞きます。

空き時間には、音源を聞きます。

イヤホンを耳栓がわりにすると、音が骨伝導して頭にすごく響きます。(筆者談)

 

実は私は、この聴覚優位です。

踊りの振りを見ても覚えられませんが、メロディーとセットだと覚えやすいのです。

(昔、フォトリーディングの本を買ってやりましたが速読できなかったです。)

 

◆ 体感覚優位の人

暗記をするときにガリガリ書いたり、体を動かすことで覚えやすい人です。

言葉で感情表現や体の感覚的な表現が多い。

座りごごちや道具の触りごごちにこだわる人もいる。

 

腕を振ったり足でリズムとったり、譜面を触るなどしながら覚えると効果的です。

音を出さないで弾く動き、鍵盤上で指を動かしたり、エアで弓や腕を動かしたり、ドラムでシャドウします。

空き時間には、エアプレイ。

イメージトレーニングで演奏の練習

全体から

 1曲で 

曲の構成を見て流れを把握して、覚えるべき箇所を選びます。

自分の慣れたやり方、覚えやすい方法でいいですし、どうやったら覚えられるかわからなければ、とりあえずやってみましょう。 

全部弾かなくても、暗譜することもできます。 

 

 1ステージで

ステージで曲あって、覚えるべき曲は何曲あるか?

1週間で何曲覚えないといけないか?など、与えられた日数で効率よく暗譜できることが大事です。

リピートすることで暗記しやすくなるので、本番まで繰り返せると望ましいです。

繰り返す

できればその日のうちに覚えた箇所を、正確に声に出したり弾く練習をして復習します。

覚えていないところがわかったり、間違いを正したり、何度も繰り返すことでシナプス(神経細胞同士のつながり)が強化します。

睡眠

休憩、睡眠をきちんととって頭を休めることで、覚えやすくなります。

眠っている間に、脳に記憶が定着します。

記憶の種類

覚えやすい記憶

言葉の意味や知識、勉強して覚えるような記憶を「意味記憶(知識記憶)」、

自分が体験したことやイメージを伴う記憶を「エピソード記憶(経験記憶)」と言います。

 

曲を聴くだけで思い出、シーンやその時の感情が蘇ることがありますよね。

エピソード記憶は、忘れやすい意味記憶よりも長く記憶に残ります。

覚えた時の情景や感じた感情がある、五感を伴うと忘れにくいです。

未来の記憶

自分が得たい結果、望んでいる未来を「未来展望記憶」と言います。

できるだけ本番に近い形でのリハーサルをしてください。

 

暗譜して弾いているステージでの自分の姿を映像化、イメージします。

そして、いい気持ちで弾いている動きや音、感情を感じてみてください。 


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「思い通りに奏でやすい訳 〜音楽家が痛めない秘訣」

《ミュージシャンボディトレーナー進藤浩子》

音を出しやすい体づくりと、それぞれの方の本質を引き出して

音楽家としてステージをアップさせていくパーソナルトレーナーをしています。

長年医療に従事したのち、音楽家専門のパーソナルトレーナーに。

バイオリン、ピアノ、トランペット、アコギ歴。

趣味は、英会話と大人から始めたクラッシックバレエ♪

詳しくは プロフィール


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