演奏のために筋トレしたらダメな訳、イチロー選手に学ぶ

演奏で腕や手が動きにくいとき、よく筋トレをしてもっと力をつけようとします。

トレーニングして筋力をつけたら、手や足は動きやすくなるでしょうか?

42才でメジャーリーグ最年長で記録を出すイチロー選手は、日本にいたときのような筋トレはしていません。

イチロー選手トレーナーの小山裕史さんに学びます。

筋肉を動かしているもの

私達は、歩いたり演奏したり動くときには、神経系によって自動にコントロールされて動きます。

筋肉を使って動きますが、それが神経系にコントロールされていることの理解が大事です。

 

私たちが体育教育やジム産業による筋トレ信仰で「動くためには筋力」という盲信があります。

筋力よりも、神経系のコントロールがいいことが大事で、よくないのが、かたい筋肉にしたり力んだりすることです。

詳しくは「演奏で動くメカニズムー筋トレが演奏に効果あるか?」

動きやすい原則

体の動きやすさには、原理があります。

体幹から腕や脚が連なって動いたり、筋肉の収縮と弛緩で、体は効率よく動きます。

これに逆らうと、動きにくくなります。 

スポーツでも演奏でも動きにくいとき「かたさ、動きにくさ」を取り除かなければ、筋力をつけても意味がありません。

 

私がこういうことを書くのは、医療や療法やスポーツから学んだこと以上に、ケガと故障で動けずかたくなったところに、踊りをやっていたことが大きいです。

5年ぶりにクラッシックバレエを再開したとき、ジャンプ力は以前とは比べ物になりませんでした。

あれこれば頑張っても、年齢的にも中年だし、もう元に戻らないと思っていました。

 

あるとき、簡単な動きを反復する「ゆる体操」という動きのあと、体が高く跳んだのです。

単純な反復運動で、筋肉が収縮弛緩しやすくなったんですね。

筋トレやストレッチを頑張るよりも、単純な屈伸を反復してやることでした。

イチロー選手のトレーナー

その理解を確実なものにしてくれたのが、イチロー選手のトレーナーの小山裕史さんです。

『腹筋、背筋は絶対やっちゃダメ!筋肉が緊張すると、神経も緊張するぞ!』

『ウォーミングアップはほぐすように、適切な範囲、適切な速度で反復して動かす』

など王道のトレーニング理論に反対するもので、変人扱いされてきました。

 

巷でよく売られているシューズや本は、“売れるもの”です。

正しくなくても“人気があって売れるもの”が作られて売られます。

 

売られている運動の本は、“トレーニング”が目的なので、筋トレしたい人が読めばAmazonで好評価になります。

小山さんの本は、専門的すぎて理解しにくい、専用マシーンがないとトレーニングできないなどAmazon評価は高くつきません。

 

実際、筋トレでできた筋は何十㎏ものウェイトを動かすことができても、俊敏には動きません

私は、日舞やバレエの経験から小山さんの言うことが正しいとわかります。

足元の動きや履いているものによって、脚だけでなく上半身の動き、腕の動きは変わります。

体操選手やバレエダンサーのような高い身体能力は、足元から発揮されます。

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足元から動きやすくなれる

いい歩き方や動きをすることで、体はより動きやすくなっていきます

体操競技や武道で、はだしや足袋など足の底から脚や体の動きは引き出されます。

修行僧が、ぞうりや足袋で、ロングトーンで声出して100まで長生きなワケです。

 

かたい革靴や柔らかいクッションシューズは、体を動きにくくします。

動きは神経でコントロールされるから、足元でよくない動きをすることで、体の動きがドンドン悪くなっていきます。

 

例えば、ガニ股だと背中が張るので、腕が上がりにくい。

クッションシューズや硬い靴など足底が機能しないと、体を適切に支えず、足や腰、肩に負担がかかります。 

「ペダルは足元から踏みやすくなる」

《ガニ股だとドラムや弦楽器で腕が動きにくい 》

力の大きさよりも

体幹から腕や脚がなめらかに動いて、適切に収縮弛緩できる筋肉で動くような神経回路をつくる。

筋トレで、かたい筋肉にしない。

小山裕史さんが、かたくなる筋トレをさせない訳です。

75才で現役のダンサー名倉加代子さんや、77才で引退した歌手の二葉百合子さんも、筋トレしてないです。

 

かっこよく引き締めたいなら、筋トレは有効です。

でも音を出すため、動きをよくするためには「いい動きの神経回路」が大事で筋力アップは邪魔です。

小山さんの本は、解剖用語や運動生理が主で難しくおすすめとは言えませんが
「「奇跡」のトレーニング」

「小山裕史のウォーキング革命」

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元からいい動き、力まない奏法を身につける

柔軟性があって動きやすい体でいることで、演奏での動きを邪魔しない

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音楽家のストレッチや運動


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《ミュージシャンボディトレーナー進藤浩子》

誰もが健やかに自分らしく奏で、音楽を通して明るい未来を目指します。 

医療系の大学卒業後長年医療に従事したのち、音楽家に体の指導やケアを行っています。

バイオリン、ピアノ、トランペット、アコギ歴。
趣味は、クラッシックバレエとライブに行くこと♪

詳しくは プロフィール

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