ジストニア、ステージ恐怖症ー脳の傷み の続きです。

ジストニア、ステージ恐怖症はがんばらない

負担をかけない

がんばらなくていい。

自分を責めないでいてください。

傷んでいる自分を理解し、自分に批判をしないで、自分の内側と戦うことはしないでいてください。

◯「早くよくなりたい」、意識的な解決策をやらない

◯脳の傷、心の声の存在を理解する

◯精神的負担になることは避ける

◯動きの繰り返しは避ける

 

ジストニアに対して、手術という手段ももちろん選択肢ですが、個人的にはおすすめしません。

手術をすれば、手術そのものや術後の痛み、動かないショック、リハビリがさらなる心の負担になります。

自分でできること

◯自分を受け入れること。

ミスをしても指が思うように動かなくても、そのままの自分を愛しましょう。

自分を容認し安心することで、ジストニアや恐怖症を乗り越えることができます。

 

◯あなたがとてもリラックスしたり、癒されるものは何でしょう?

 色、インテリア、景色、音楽、香りなど五感で、自分を優しい気持ちにしてくれるものを選んでください。

◯マインドフルネス

 体を落ち着かせ、思考をコントロールしたり感覚に注意を向けます。

◯左右交互刺激

他、海外で用いられている方法

トラウマ分野の療法が舞台俳優、芸術家、アスリートのイップスや本番恐怖症に効果が出ています。

EMDR

・ブレインスポッティング

・ソマティック・エクスペリエンス(SE)

脳の治癒力

思うように体をコントロールできないのは、脳の神経が傷んでいて、その傷んだ部分が回復、再生することです。

神経可塑性

以前は「脳は、自己修復したり失われた機能を回復したりする能力は持たない」と考えられていました。

しかし、脳の神経細胞のつながりが変化することを実証したエリック・カンデルの研究は、2000年度ノーベル生理学・医学賞を受賞しました。

 

脳は改善する能力があるとする何百もの報告があり、脳の可塑性、神経可塑性と呼ばれています。

可塑性とは「形が変わる性質」という意味で、脳の細胞同士のつながりが変化したり、脳の神経が再編成できることを指します。

感覚、心、動き、思考を通して

脳が改善した報告の多くは、視覚や音、振動や電気、触覚や動きを利用します。

最も効果的な方法の一つとして、思考の力によって脳の神経回路を変えることで、心の活動や気づきと感覚を結びつける方法も多く報告されています。

 

あやしい話に思えますが、人間は脳の「中枢神経系」と、運動神経と感覚神経の「末梢神経系」、お互いのやり取りで生きています。

脳が動きや内臓などをコントロールしているだけでなく、知覚して感じたり、動いたりすることで脳は働きます。

心、感情は迷走神経を介して、心臓や消化器、声や顔に生理的に体に表れます。

 

脳の修復において、体と心は大きな役割を果たします。

神経可塑性は、本人がよくしようと心、体、頭を駆使することで、脳神経が再編成できます。

感覚、心、動き、思考を通して配線された脳を、感覚、心、動き、思考を通して配線を変えます。

自然で非侵襲的で、副作用がありません。

 

身体や心の痛みによって脳に傷が残ります。

思考や心の作用、身体によって脳が変わることは、ありえることです。

ジストニア、ステージ恐怖症を癒すために

自分で体、動きをコントロールできない時、脳と体はその状態から抜け出すための助けを必要としています。

体や動きをコントロールしているのは、脳を含めた神経系です。

体はたくさんの部分が互いに連絡し合って機能し、それを繋いでいるのが神経系です。

 

問題が起きるということは、脳が過去の出来事の情報を上手く処理できなかった状態にあると言えます。

音楽家の場合、人前でミスをしたり演奏するところの痛みなど、心理的に大きな負担はトラウマになり、

ケガや病気での感情的心理的なトラウマは、神経系に組み込まれます。

 

トラウマに関したケースでは、脳で過去の出来事を記憶として上手く処理できていないので、自分で意識できず対話療法では十分解決することができません。

問題は脳の中で起きており、原因は脳神経系の中にあって解決するところは脳の中深くにあります。

解決は意識的な処理では起こりえず、脳の深い所の処理が必要になります。

 

舞台俳優やアスリートにおいても恐怖症やイップスを、トラウト療法によって神経上の傷を解決して動きを改善し、再び舞台に立っています。

唯一の解決法は、脳の自己治癒の能力を促進させることです。

 

パーソナルトレーニング