ドラム、打楽器を叩きやすい姿勢

叩きやすい座り方

腕や脚が動きやすいように、上体のバランスをとって座り、背中に余計な緊張がないように座ります。

肩甲骨と足の付け根が動きやすいと、腕や脚を動かすのに抵抗が少なくなります。

かたい人は、体幹や足首のストレッチをお勧めします。 

 

下腹を意識して、重心を下げて腰を据えて座ることで、体が安定しやすくなります。

読むだけではわかりにくいですが、座る部分で体重を支えられると、上半身や脚が動きやすくなります。

背中に余計な緊張がなく、上体をひねったり、肩甲骨や腕が動きやすいです。

「腰痛や姿勢をよくする、骨盤を立てる方法」

「ドラムの座り方で体の軸や重心とは?」

ドラムで動きやすい腕、足

叩きやすい腕

肩甲骨が動きやすいと、腕が動きやすくスピードが出ます。 

胸や背中がかたいか猫背だと、腕が動きにくい状態で、力んで動いていても本人は自覚がありません。

スティックなどを握らず、手首と手が柔軟なままだと、俊敏な動きや手の細かい操作ができます。

「ドラムで動きやすい腕ー肩の造り

ペダルを踏みやすい足

太ももの付け根から脚全体が上下して、足底がペダルを踏んだ感覚を利用して動きます。

ペダルの操作は、主にひざ下の筋肉の収縮弛緩によりますが、腿の付け根や膝関節での動きが小さくても、脚全ての関節が動きます。

太ももが動きやすく足首足指が柔軟だと、反復しやすいです。

 

足の裏全体でペダルを踏むより、くるぶしより前で踏むようにすると、足首の動きに抵抗が無くなります。

かかとから人差し指がまっすぐになるように置くと、筋肉の動きに抵抗がなく動きやすいです。

(ガニ股だと余計な力が入ります)

足首の屈伸運動をしておくと、動きやすくなります。

「バスドラムを踏みやすくなる解剖学とコツ」

「ペダルは筋トレよりもストレッチで、バスドラムを踏みやすく」

ドラムを叩きやすい体

叩きにくいとき

動きにくいと「力が足らない、筋力をつけよう」と考えがちですが、演奏での動きやすさは、力を入れれることとは違います。

どこかが滑らかな動きを邪魔していると、思う様に動きにくくなって、気づかないうちに力みます。

 

力で動かしていると、関節がかたく筋肉が収縮弛緩しづらく、余計な力を使う上に衝撃を吸収しないので、疲労しやすいです。

初心者でまだ動きが身についていないと、力が入りやすいのは普通です。 

 

体のかたさが増して動きにくさが増しても、人はかたさに気づきません。

痛い、痒い、暑い、冷たいなどは危険なサインとして感じますが、かたいことに気づかずに同じ姿勢のままいたり、長期間でかたくなります。

年齢とともにだんだんとかたくなり、40代に顕著になります。

叩くのに力んだり、余計な力を使っていることも自覚できずに、痛みに気づきます。

「ダイナミクスのヒント、大きいドラマーの音が大きいわけ」

「ドラムのための筋肉学ー自分を支える力、インナーマッスル」

「ドラムで腕や足が疲れない筋肉学」

「演奏で動くメカニズムー筋トレがドラムに効果あるか?」

ドラマーに多い痛み

腰痛

足腰が上半身を支えて動いたり、体幹が適度に柔軟なことで、私たちは力を入れて物を持ったり色んな姿勢をとったりすることができます。

それができない、自分の体を支えて動かすことができないと、腰に負担がかかって筋肉や背骨を痛めます。

・かたさ、柔軟さが足らない
・猫背や腰を丸める姿勢
・スマホで下向きなどバランスの悪さ
・ガニ股、内股で姿勢が悪い
・重いものを運ぶ

骨盤から、背中の筋肉が伸びやかに動けること、足を動かせることが大切です。

「腰痛や姿勢をよくする、骨盤を立てる方」

足の疲れ

足を無理に動かそうと力むと、 力が入らなくてもいい筋まで収縮しかたくなります(同時収縮)。

膝下に力を入れ足首を固めたまま踏むと、 筋は伸縮しにくく動きがかたく、筋肉痛になります。

降りたペダルをさらに力で踏むと、腕相撲のように動かないまま筋を強く収縮させとても疲労します(等張性収縮)。

演奏に慣れないうちは、力が入りがちです。 

ガニ股

ガニ股、内股は脚の筋肉の動きが悪く、筋肉や関節へ負担がかかります。

ペダルに置くとき、膝の中央と足首の中央を真っ直ぐにします。

「ドラムは足の向きで変わるー座り方とガニ股改善の筋トレ」 

《ガニ股を直すエクササイズ》
ちなみにX脚の解消法も同じ。

 

親指、肘の痛み、腱鞘炎

手の筋が、肘関節から指についているので、 手に負担がかかると親指の付け根(腱鞘炎)や肘を痛めます。

道具を握ったまま手に不適切な力が加わると、手首や指の筋が付いている肘関節あたりに炎症を起こします。

物を持ち上げるなど手に力を入れた瞬間に、肘から前腕に痛みがでます。

指の筋肉や手首を固定する筋肉が付くに炎症

肘の外側が痛いテニス肘(上腕骨外側上踝炎)。 

フォアハンドでの衝撃で、手首や指を伸ばす伸筋に負担、筋肉の付く肘外側に炎症、痛い。

テスト法;肘を伸ばして中指を伸ばし、中指を上から押さえると前腕が痛い。椅子を持ち上げると痛い。

 

肘の内側が痛いゴルフ肘(内側上顆炎)。

ゴルフのグリップで親指に力が入っていると、親指への筋肉が付く肘内側に炎症。 

ドラマーの場合、どちら側も痛めるようです。

 

道具の持ち方や奏法を見直す。

小指側からスティックを持つように手を持っていくと、強い力が入らず手や手首が柔軟で、衝撃も吸収するので、腕を痛めません。

キャスター等、肘を伸ばして後ろに引かない。

日本整形外科学会「テニス肘」

肩の痛み

手に力を入れて動かすと、腕や肩を痛めます。

手の力でかたい腕を動かすことで、肩に疲労や痛みを起こします。

かたい人は、肩(肩甲骨から腕)の動きが悪く、力んで衝撃も受け、腕や肩を痛めます。

 

四十肩、五十肩は、凍結肩と言って痛みがひどく動かせなくなります。

ドラマーでなくても起こしますが、半数は打ったり重いものを背負うなどのきっかけで起こします。

腕が動かせないので、日常生活に支障をきたしますが、時間が経つと寛解します。

音楽で多い体の不調、首、肩

つる、疲れ

・つらないために;前日の飲酒を控える、CaやMgなどミネラルを含む野菜や大豆製品を摂る

・ライブで;発汗によるNa、水分不足に注意、栄養のある食事、睡眠

・疲労回復;クールダウンのストレッチ、耳を休める、アルコールは睡眠を浅くするのでほどほどに

動画と関連記事

音楽家のための体の知識ー動く仕組み

手の解剖と弾きやすいヒント

≫ Drums&Percussion記事

《ドラムで踏みやすい座り方と脚の動きについて》

《肩の造りからドラムの腕を動きやすく》

《ドラムで骨盤を立てる座り方 》

《肩のウォーミングアップ》
柔軟にした後、腕を真横より少し前で脇の下にイチゴのヘタの付いていないほうを挟むぐらいあけて見てください。
肩甲骨周りに抵抗がない状態がわかります。

 

 

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