わかりやすい呼吸のしくみ

呼吸は、肺に空気が出入りしますね。

肺の周りの胸郭(肋骨と背骨)や、底にある横隔膜が動くことで、肺に空気が出入りします。

息を吐くときは、主に横隔膜が上がって胸郭がしぼんで空気が出ます。

吐くと反射的に空気が入り吸います。

吸うときは、横隔膜が下がって胸郭がふくらみます。

たくさんの息や発声しやすいのは、ふくらみやすい体幹や、空気が通りやすい首です。

高音やロングトーンでは、お腹の内圧で横隔膜が上がるのを助けます。

オペラなどでは、胸腔など体の腔や体全体を共鳴させることによって、声が大きくなります。

たっぷり呼吸できると、歌や管楽器の技術の幅を広げます。 

 

歌、管楽器での呼吸しやすい姿勢

呼吸しやすい為に

かたくなくふくらみやすいお腹や胸、背中なら、たくさん息が入ります。

鳥かごのような胸郭が前後左右にふくらみやすく、横隔膜が下がりやすいように、お腹や胸、背中がかたくないことが大切です

首がリラックスしてかたくないと、息が通りやすく声帯やのど、鼻腔などの振動を邪魔しません

胸郭の上部よりも下方や腹部がふくらむ方が、抵抗がなく効率よく呼吸できます。

横隔膜はコントロールできないので、上下しやすい体幹が好ましいです。

よりたくさん吐くには、下腹の筋が収縮して腹腔内圧で横隔膜を押し上げたり、肋間筋や腰、背中の筋が収縮して胸郭を絞めるのを助けます。

横隔膜やお腹の深層筋は自分では感じられず、深層筋は使わないでいると収縮しにくくなります。 

背中の筋肉がかたくなく弾力があると、肋骨が膨らみやすく、腰痛を起こしません。 

 

管楽器で肩をぎゅっと上げて吸うのは、首、肩の大きな力を使うので、おすすめしません。

激しい運動で、たくさん呼吸をしなければならない肩での呼吸で、胸上部が膨らみます。

力で吸い込まず、手や顔も力んでいないと、息しやすいです。 

 

呼吸しやすい立ち方

両足をほぼ腰幅に開いて、かかとから人差し指を結ぶラインを左右平行にします。

足が外向きで立つのと比べて、足、背中の緊張がなくなります。

(ばんざいをしてみて、腕が上がりやすいのを確かめられます。

柔軟な人は差が出にくいですが、筋肉が多い人は顕著に差が出ます。)

足が外向きで立つと、上体を支えず腹圧を上げられません。

バランスをとって立つと背中が緊張せず、体を支える深層筋が働きやすくなります。

靴や立ち方で、息しやすさは変わります。 

 

逆に息しにくくなるのは、

■ 猫背、腕で脇を絞める
■ うつむいて首が曲がる
■ 首がかたい、肩が力む

■ 背中がかたい;腰痛を起こしやすい
■ X脚やO脚;姿勢もよくない

■ 食べ過ぎ、飲み過ぎ
■ 体や手が力む;顔、口まで力が入る、マイクはグーに握らず、指先で持つか人差し指を伸ばす

 

ストレッチ、トレーニングのコツ

□ 首、肩のストレッチー伸びにくいところなので、力を入れたり早くやらない

□ 胸、背中ー動きにくい肋骨を腕を使ってストレッチ、胸郭をふくらみやすく
大きな角度の柔軟さよりも、背骨を伸ばしてストレッチやトレーニング

□ 下腹の深層筋を鍛えるーしっかり吐き切る、姿勢を保つトレーニング

□ 腹筋、背筋の一般的な筋トレは、腹壁や筋肉をかたくするのでおすすめしません 

 

運指しにくい手

・手首がひどく折れている
・親指側を伸ばしている;他の指がバタつく
・親指に力が入っている
・力んで息を出すことで手にも力が入る

指が自然に丸まらず、指が伸びて手がパッと開いたり指関節がへこんだりします。
「あるあるブラス編」

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ミュージシャンボディトレーナー進藤浩子

健やかに奏でたり、音楽を聴いて力をもらったり、音楽を通して幸せに生きることに貢献します。

就学前よりバイオリン、小2よりピアノ、小4よりトランペット、高校でアコースティックギター歴。 

医療系の大学卒業後長年医療に従事したのち、音楽家に体の指導やケアを行っています。

趣味は、クラッシックバレエとライブに行くこと♪

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